創業50年


コロナの騒ぎがあり式典等の催しはできていませんが、実は 三洋住宅はこの夏創業50周年を迎えます。
1971年(昭和46年)のことです。私は小学6年生。今月は当時の思い出を書いてみたいと思います。

 

創業時は「三洋商事」と言って土地の売買をしていました。
なぜ「三洋」かとよく聞かれますが親戚の農家3人で始めたからというささやかな理由です。
その後、父の従兄弟が辞めたので義弟である叔父と二人でやる事になりました。
当初、事務所はなかったのでお客様からの電話は自宅にかかってきました。

創業当時の父は40歳代になったばかりで、それまではみかん作りに専念していました。
父は農作業と兼業で夜中まで働いていましたがとても楽しそうでした。
これは農家の長男に生まれて進学を断念し、家を継がなければならなかった父にとっては天職を見つけた思いだったのでしょう。

農家としての年収の数倍もの借金をして新しい事業を始めた父たちの苦労も大変なものだったと思います。
その後オイルショック、バブルの崩壊等幾多の環境変化の試練がありました。
その度に事業の内容も変えながらよく続けてこられたと思います。

50年という貴重な節目を迎えて、会社を育てていただいたお客様、地域の皆様、創業者、今までの社員の皆さん、取引先の皆さんへ改めて感謝いたします。

ーORINAS通信 2021年9月号よりー

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