水だけじゃ不十分?熱中症対策には「塩分」も必要です
こんにちは。オリナスの松上です。
連日暑い日が続いていますね。建築現場では、強い日差しや照り返しにさらされ、体への負担が大きくなります。
そのため、こまめな水分補給が欠かせないのですが、実は「水だけ」では逆に脱水症状を招いてしまうこともあります。
以前から「水と塩分のバランスが大事」ということは聞いていましたが、実際にどのくらい塩分が必要なのか知らなかったので、調べてみました。
真水と海水で考える「塩分バランス」
● 真水だけを大量に飲むと?
体内の塩分(ナトリウム)が薄まり、体は「ナトリウム濃度が低い」と判断して余分な水分を尿として排出しようとします。
その結果、必要な水分まで失われて脱水状態に。頭痛・めまい・だるさなどのような症状が現れることもあります。
● 塩分が多すぎてもダメ?
海水のように塩分濃度が高すぎるものを摂ると、血液中のナトリウム濃度が急に上がり、体が濃度を下げるために水分を排出。
この場合も体内の水分が足りなくなり、脱水や体調不良につながります。
👉 どちらの場合も、水分と塩分のバランスが崩れた状態で、脱水や不調の原因になります。
実は知らない?塩分補給の目安量
「塩分チャージタブレッツ」を例に、水とのバランス目安をご紹介します。
- 水100mLに対して、1〜2粒が目安
- ペットボトル(500mL)1本であれば、5〜10粒程度
塩で補う場合は、水500mLに対して塩0.5~1g(ティースプーン1杯弱)が適量とされています。
まとめ|「水だけでなく塩分も」意識しよう
熱中症予防には、水分と塩分の両方を適度に補給することが大切です。
特に屋外での作業が多い私たちのような職種では、事前の対策が命を守る第一歩になります。
- 水を飲むだけでは足りないこともある
- 塩分も取りすぎず、足りなさすぎずがポイント
- タブレットやスポーツドリンクなども上手に活用
体調に不安がある場合は、無理せず休む・医師に相談することも大事です。