住まいのダウンサイジング

今年は夏が長く秋が来ないのかと思うくらいでしたが、あっという間にそれなりの気候になって四季のある国のありがたさを感じます。

今月のテーマは家の大きさです。
私が和歌山に帰ってきた1990年(平成2年)頃、新築住宅の広さは40〜60坪くらいありました。
当時は和室も1〜2部屋ありました。
家の中で冠婚葬祭ができる広間が要るという昔からの価値観が残る建て方だったと思います。

それが現在、よく建てる家の大きさが30坪前後です。
昔の感覚からするとコンパクトですが和室が無く廊下が少ないのでLDKは昔より広いくらいです。
子供部屋も小さくなっています。

△ORINASの平屋企画住宅『季楽』26坪プラン

また、これからの家に要求されるのは家の中の温度差を少なくすることです。
脱衣室やお風呂といったヒートショックを起こしやすい場所こそリビングとあまり変わらない温度にしておきたいものです。
その点、家は小さい方が冷暖房の効率が良く有利です。

私の世代はアメリカの大きな家に憧れ、EUの報告書にあった「日本の家はうさぎ小屋」という言葉がトラウマになってきました。
それに比べ今の若い人達は自由に合理的に家づくりをしているなあと感じます。

-ORINAS MAGAZINE2023年12月号より-

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