連載「この地域で暮らすこたえがある」第一回:出産を機にふるさと海南市へ
和歌山県で地方創生をテーマに、新築・リフォーム・不動産事業等を手がけるオリナスグループ。こちらの連載では、オリナスで家を建てたさまざまなご家族にインタビュー。なぜこの地域で暮らすことを選んだのか、実際に住んでみた感想などを伺いました。
お子様の出産をきっかけに、家づくりを考えはじめたというO様ご夫婦。心にゆとりを持って子育てがしたいと、新築戸建て住宅に決められたといいます。
子育ての場として選ばれたのは、奥様の“ふるさと”である海南市。ほどよい利便性もありながら、ゆったりとした田園風景が残る自然豊かな街です。
このエリアでご夫婦が家を新築したのは、新たにファミリー向けとして開発された新興住宅地ではなく、40年前に開発された分譲地の一画。周りには同世代はほとんどおらず、古くからのコミュニティに“新参者”として入っていくことになったご夫婦ですが、そこでの暮らしとは……。
O様家族とオリナス担当者
ふるさとで新しい家族とはじめる、穏やかな暮らし
ーー住まいが完成したのはおよそ1年前。それまではアパート暮らしだったそうですが、家づくりを考えはじめたきっかけはあったのでしょうか?
妻「アパートだと下にも人がいるので、やっぱり子供がバタバタする音が気になって」
夫「リビングも狭いし、この先子供の荷物も増えてくるし、もっと広い家に住みたいなという思いがありました」
ーー和歌山のなかでもさまざまなエリアがありますが、そのなかでも海南市を選ばれた経緯をお聞かせいただけますか?
夫「南海トラフも怖いですし、まずは地震・津波・浸水の心配がないところに住みたいなと。そして妻の実家から離れていないところを……と考えたときに、候補に上がってきたのが海南市です」
妻「この辺りは、そんなに取り立てて便利というわけではないんですけど、それでも“不便がない”というのは大きいですね」
ーー奥様の出身地である海南市。実際に住んでみてどうですか?
夫「人混みがない。ごちゃごちゃしていないところに、住みやすさを感じています。ちょうどいい場所ですね」
妻「私は和歌山市に勤めているのですが、ここからだったら通勤もスムーズかなと」
–海南市–
和歌山市まで電車でおよそ13分、車でおよそ30分。和歌山県下でも大変アクセスのよい場所にありながら、豊かな自然を残しています。美しい海岸線を眺めながら釣りをしたり、山の中でハイキングをしたりと、海と山どちらの恵みも享受できるのが魅力です。
近所の方に温かく見守られて育つ安心感
ーーこの辺りは若い世代が少ないですよね。そういう意味での住みやすさはどうでしょうか?
妻「子供を連れて歩いていると、近所の方が話しかけてくれるので嬉しいです。若い人が引っ越してくるって、楽しみにしてくださってたみたいで。ただ、生活リズムが合わないみたいで、なかなか顔を合わせる機会も少ないんですけどね」
ーー同世代が少ないエリアでの育児になりますが、不安はありませんか?
妻「私が生まれ育った地元なので、あまり不安はありません。あとは実家が近いので、両親に寄ってもらったりもできますし。両親とは離れすぎてもないし、近すぎることもない、適度な距離感が理想的だなと感じています」
昔ながらの閑静な住宅街に建つO様邸
工務店選びは「人としての信頼感」を大切に
ーーオリナスには最初に資料請求をしていただきましたが、どこで出会いましたか?
夫「住宅雑誌を見ているなかで、建物の雰囲気が自分たちのイメージに合っていたので、資料請求しました」
妻「それまでは地元の親や友達に『どこで建てた?』とか聞いて、そこの資料請求もしてたんですけど。見学会とかも2社くらい行きましたかね。間取り提案まで行ったのは、オリナスさんだけでした」
ーー他の会社と比較したときに、オリナスを選んだ決め手はどこにあったのでしょうか?
妻「他の会社の見学会に行ったとき、そこが自分の会社の色をすごく押し付けてくるところが気になって。こちらの話を否定されたり、予算はもう少しほしいと言われたり。そんななかでオリナスさんはこちらの話を受け入れながら答えてくれたので、私たちに合っているのかなと。あとは人として信用できたことですね」
ーーオリナスのLife Boxのデザインを気に入って、決めていただきました。どういうところがよかったのでしょうか?
妻「外観も内観もシンプルなところがいいなと思いました」
夫「予算的にも抑えられるところや、光の採り方もよかったです」
シンプルでスタイリッシュな外観
子育てしやすさや家事動線を考えた間取り
ーー0歳の娘さんと暮らす住まいということで、何かこだわった部分はありますか?
夫「小上がりの畳コーナーは入れたいなと思っていました。くつろげる場所になっているし、子供の遊ぶスペースにもなっているので採用してよかったです」
妻「小上がりにおもちゃを全部片付けたら、なんとかリビングは綺麗になりますしね。カウンターで絵本を読んだり、本棚は子供が自分で絵本を取れる高さだったりして、それも結構いいなと思っています」
リビングの一角に設けた小上がりの畳コーナー
ーー子育てもして、奥様は今後お仕事も再開されると伺っています。お忙しいと思いますが、家事動線についてはどうでしょうか?
妻「脱衣所を広めにとって、その中で洗濯が完結するようにしたのは楽かな。洗濯物干しも2つつけてもらったので、量もけっこう干せるんですよ」
洗濯が完結する広めの脱衣所
ーー今後は娘さんの成長に合わせて、きっと暮らし方にも変化がでてくるのではないかと思います。この先、どういうふうに暮らしていきたいという夢はありますか?
夫「娘が大きくなったら、カウンターで宿題をしたり、マグネットボードに連絡事項を掲示したりとか。ちゃんと一階にも子供の居場所があるので、成長してからも安心です」
妻「私は漫画の本棚が気に入っていて。今は子供のおもちゃや絵本でいっぱいなんですけど、子供が大きくなったら自分の好きな本も並べたいなと思っています」
畳コーナーに設置したお気に入りの本棚とカウンター
O様がふるさと海南市で暮らすこたえ……それは限られた子育て期を心穏やかに過ごすためでした。広々とした住まいでのびのびと走り回り、大きな声で歌を歌うこと。近所の大人たちに温かく見守られて育つこと。仕事先へもほど近く、それでいて週末には海や山へも遊びにいけること。都心のアパートでは決して叶わない、おおらかな子育て生活がそこにはありました。