コンパクトでも広く感じるLDKづくりのアイデア
「開放的なリビングにしたい」「20帖以上のLDKに憧れる」というお声は、住宅づくりのご相談でもよく伺います。
とはいえ、実際には面積や予算に限りがあるのが現実。そんなときに活用したいのが、“空間を広く見せる工夫”です。
今回は、実際に住まいづくりの現場でも取り入れられている、面積以上の広がりを感じられるLDK設計のヒントをご紹介します。
天井の高さを活かす
標準的な天井高(約2.4m)を少し高くするだけでも、圧迫感が和らぎ、視覚的なゆとりが生まれます。たとえば2.6mにするだけでも随分印象が変わります。
掃き出し窓を高く・大きく
大きな窓を取り入れると、自然光をたっぷり取り入れられるだけでなく、視線が外へ抜けて空間が広く感じられます。テレビやソファ横など、視界に入りやすい位置に設けるのがおすすめです。
隣接する和室や畳スペースと一体に
LDKの隣に配置された和室や畳コーナーを引き戸でつなぐことで、必要に応じて空間をひと続きに使えます。可変性が高まり、日常もより快適に。
オープン階段で視線を遮らない
踏板と手すりのみで構成されたオープン階段は、空間を遮らず、リビングに抜け感を演出します。デザイン性の高い階段を取り入れることで、インテリアのアクセントにも。
吹き抜けで上下にも開放感を
縦方向への広がりを生み出す吹き抜けは、空間に明るさとダイナミックさをプラス。2階部分に窓を設けることで、より多くの自然光を取り込める点も魅力です。
住まいの広さや間取りは変えられなくても、設計の工夫次第で驚くほど広がりを感じられることがあります。私たちオリナスでは、ご家族のライフスタイルに合わせた快適なLDKづくりをお手伝いしています。
「もう少し広く見える空間にしたい」そんなご相談も、ぜひお気軽にお寄せください。
一級建築士 金岡