連載「この地域で暮らすこたえがある」第二回:愛する有田市でセカンドライフを送る
和歌山県で地方創生をテーマに、新築・リフォーム・不動産事業等を手がけるオリナスグループ。こちらの連載では、オリナスで家を建てたさまざまなご家族にインタビュー。なぜこの地域で暮らすことを選んだのか、実際に住んでみた感想などを伺いました。
雨漏りをきっかけに家づくりを考えはじめたS様ご夫婦。両親から受け継いだ築90年ほどの住まいと母屋、農作業用の道具や機械を収納していた倉庫を取り壊したくない想いから、増改築を繰り返して暮らしていたといいます。
しかし今後のことを考え、建て替えることを決意。慣れ親しんだ有田市で、新たな住まいと人生を再スタートします。
生まれ変わった住まいでセカンドライフを送るご夫婦の暮らしとは……。
S様ご夫婦とオリナスの担当者
慣れ親しんだ土地で、新たな住まいと人生をはじめる
ーー築90年の住まい。家づくりのご相談をいただきましたが、何かきっかけはあったのでしょうか。
夫「母屋は平気だったんですけど、離れの屋根が雨漏りしてしまって。最初は雨漏りしている離れの屋根と母屋のリフォームをしようと考えていました。」
妻「昔の家なので継ぎたい想いがあったので、不便がある度にリフォームを繰り返していました」
ーー増改築を繰り返した経緯は何だったのでしょうか?
夫「住み込みで農作業をしていただく人の泊まる場所がなかったり、子供が大きくなったら部屋がいるってなったりして、その時その時に部屋を増築していました」
ーー最初はリフォームでご相談いただいていたかと思います。リフォームではなく建て替えを選んだきっかけは何でしょうか?
夫「リフォームと建て替えの費用を聞くとあまり変わらなかったので、だったら建て替えにしようと決めました」
妻「使わない部屋もあったので、今の暮らしに合う間取りにしたかったのもあります」
夫「リフォームしても古い部分は残るので、思いきって建て替えにした方がいいと思いました」
ーー建て替え後、リフォームのほうがよかったかなと思うことはありましたか?
夫「ないですね。思いきって母屋と倉庫を取り壊してすっきりしました。若い世代に古いものを残しても困ると思うので、きれいな家にして満足しています」
ーー前のお家でとくに不便だと思ったところはありましたか?
妻「段差ですね。家中あちこちに段差があったんです。床を張ったり踏み台をつくってもらったりして段差を小さくしたけど、それでも…不便でしたね」
ーー前の住まいで思い入れのあるものがあったのではないかと思います。建て替えの際に、これだけは残したいものはありましたか?
妻「井戸だけは残したいと思っていました。でも位置的に残すのが難しくて。新たにつくるのは大変だと思って諦めました」
工務店の決め手は「優しく背中を押してくれた」ぬくもり
ーーオリナスにご相談いただいたきっかけは何でしょうか。
夫「隣に住む方のリフォームを見て、相談しに行ったのがきっかけです」
妻「素敵な仕上がりを見て、私たちも思いきって新たに家づくりしようと思いました。早速来ていただいて、トントン拍子に家づくりの話が進みましたね」
夫「両親から受け継いだ思い出のある家なので、取り壊そうかどうかずっと迷っていたんです。その想いを汲み取った上で建て替えを提案してくれたので、親身になって聞いてくれたことが嬉しかったですね」
ーー他の会社にご相談はされなかったのでしょうか?
夫「しませんでしたね。隣の家のリフォーム仕上がりが素敵だったので、オリナス様にお願いしようと思いました」
ーー建て替え後の住まいは「平屋」がいいとのことでしたが、前から決めていたのでしょうか?
夫「年取ると広い家はいらないなと思ったので、平屋にすると初めから決めていました」
ーーオリナスの季楽の間取りパターンをいくつか紹介させていただきました。気になった点はありましたか?
夫「農業しているので着替える場所や道具の置き場所を考慮すると、提案していただいた間取りパターンからは選ぶのは難しかったです」
妻「仏壇の場所も考えるとね」
夫「最終的に、私たちの希望を反映させてオリジナルの間取りを提案してくれて嬉しく思いました」
自然の風景に馴染む外観
新しい住まいは移動がスムーズな「平屋」に
ーー間取りを決めていく上で大切にしていたことはありますか?
夫「農業をしているので、帰宅動線や着替え場所の確保は重視していました」
妻「なるべく今までの生活スタイルを変えずに過ごせる間取りが希望でしたね」
ーー実際に住んでみてどうですか?
夫「玄関は昔より狭くなったかな。もう少し広さが取れたらよかったと思っています」
夫「土間収納で農作業着に着替えたら土間収納奥にある勝手口から外に出られるので、動線はスムーズになりました」
農作業着の着替えができる土間収納
妻「以前よりも日当たりも眺めも良くなったので気持ちがいいです」
窓から日差しがたっぷり入るリビング
ーー将来のことを考えてトイレを広めにつくりました。使い勝手はいかがでしょうか?
夫「トイレが広くなったので、ゆくゆく介護が必要になっても大丈夫かなと安心しました」
ーー以前よりも断熱性や気密性が高まっていると思いますが、暑さ・寒さはどうでしょうか?
夫「今まではすきま風があって寒かったですが、今の家は暖房をつけなくても過ごせています。コタツにも入ったことないです」
妻「クーラーも来客があったときくらいしかつけていません。冷暖房がなくても快適に過ごせるのはいいですね」
ーー新しい住まいで気に入っているポイントはありますか?
妻「段差が少なくなったので、各場所への移動がスムーズにできて楽です」
夫「バリアフリーにしてよかったと思いました」
妻「お風呂も気に入っています。足を伸ばせるからゆっくり浸かれて気持ちいいです」
ゆったり浸かれる奥様お気に入りのお風呂
ーー外へのアクセスのしやすさを考えて勝手口を3ヵ所つけました。使い勝手はいかがでしょうか?
妻「ゴミ出しとかで1日1回は使っています。ちょうどいいところにつけてもらいました」
ーー新しい家での暮らしで楽しみなことはありますか?
妻「年に2回程度バーベキューをすることかな」
夫「そのために庭を広くしたのもありますね」
妻「娘がよく遊びに来てくれるのも嬉しい。娘がご飯を作って持ってきてくれます」
園芸やバーベキューを楽しむ庭
自然に囲まれたのどかな暮らし
ーー有田市には長く住まれていると伺いました。住みやすいなと思うポイントはありますか?
夫「昔は水害被害に遭ったけど、今はこの家まで水は来ないから安心しています。山とは少し離れているから災害に巻き込まれにくいかなと」
妻「環境的には良いところだと思う。眺めがいいし、のどかでゆったり住めます」
ーー若い人にもおすすめしたい有田市の魅力はありますか?
夫「やっぱり自然かな」
妻「みかんづくりができるとこ」
–有田市–
日本一の有田みかんを生産する街。海、山、川と自然に囲まれたのどかな街並みで、のんびり過ごすにはちょうどいい地域です。海岸ではマリンスポーツ、有田川沿いには公園はスポーツ施設が整備されているので、レジャースポットを堪能できるのも魅力です。
S様がセカンドライフを有田市で暮らすこたえ……それは家族との時間を大事にしながら、のんびり暮らすことでした。生まれ変わった住まいで人生のパートナーと余生を楽しむこと。娘とほどよく交流できるこの距離感こそが、今の暮らしには必要なことでした。昔ながらの生活スタイルをキープしながら新たな住まいで人生を再スタートする。セカンドライフにぴったりな暮らしがここにはありました。