エコキュートのよくあるトラブル

 最近では、多くの家で「エコキュート」が採用されています。エコキュートとは、大気の熱をヒートポンプで圧縮して少ない電力でお湯を作る省エネで環境にも優しい給湯器です。夜間の安い電力を使うため電気代が節約でき、大気の熱を使うため環境にも優しいです。
 今回は、エコキュートでよくあるトラブルとその原因や、対処法をご紹介します。

ヒートポンプの下が水で濡れている

ヒートポンプは、熱交換する際の温度差によって発生した結露で濡れてしまう事があります。
この結露水は沸き上げ運転時は常に発生するもので、故障ではないので心配ありません。

ただし、今までにないくらい濡れているという場合は、配管が劣化していて漏水している恐れもあります。
その時は修理が必要になります。

リモコンにエラー通知が表示されている

給湯器に異常が発生したら、リモコンの画面にアルファベットと数字でエラー通知が表示されます。
この表示の種類は製造メーカーによって異なりますが、表示されている内容によって対応が様々です。

 

<パナソニック製のエコキュートの場合>

「U61」
お湯が漏れて、タンク内のお湯の残量が少なくなると表示されます。このエラー通知の場合は、近くの水道業者さんで修理可能です。

「H□□」 「F□□」
この表示が出たら、機械内部が故障していますので、メーカーに修理を依頼する必要があります。10年以上経った製品は、部品が無い場合も多く、取替えになる事もあります。エコキュートは環境にやさしい給湯器なので、髙性能タイプであれば、取替えの際に国から補助金を受けられる制度もあります。お困りの場合は、お気軽にお問合せ下さい。

リフォーム部 平田

 

-ORINAS MAGAZINE2024年10月号より-

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