ベターを目指す地震対策

目的は「命と財産を守ること」

私たちの地元和歌山では南海トラフ地震への備えが課題となっています。お客様と接する中で「うちは古いから、どうせ地震が来たら壊れてしまうよ」というお声をよく耳にします。しかし、住まいの耐震向上は「0か100か」ではありません。

ここで視点を変えていただきたいのは、耐震補強のゴールは「無傷で残すこと」ではなく「倒壊を防ぎ、生命と財産を守ること」だという点です。建物のダメージがひどく、結果として建て直さなければ住めない状態になったとしても、倒壊さえ免れれば命が助かり、大切な家財を残すことができます。

こうなっても、家が倒れなければ、命と家財は守れます。


地震の揺れの強さは予測できません。しかし、少しでも安全側に補強しておくことで助かる可能性は格段に高まります。仮に想定を超える揺れに見舞われたとしても、倒壊を遅らせることで「逃げる時間」を確保できるのです。

住みながらできる「+1の安心」

最近では、天井や床を壊さずに補強できる工法も普及し、住みながらでも手軽に耐震性を高められるようになりました。「どうせダメだ」と一言で諦めてしまう前に、ご自宅に合った「+1の安心」を一緒に考えてみませんか。補助金が使えるケースもありますし、リフォームのタイミングで耐震補強を施すことで工事費を削減することもできます。

 

-ORINAS MAGAZINE2026年10月号より-

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