万博行ってみた

大阪・関西万博へ

やっと大阪・関西万博に行くことが出来ました。周りの知人から「行ってきたよ。良かったよ〜。」の声を聞いていたので早く行きたいなあと思っていました。日曜日に時間ができたので直前の申し込みで行くことができました。

私にとっての今回の目的はとにかく現地の空気を吸ってくること。自分の目で見てくること。

11時の入場ですがゲート前の人の列に圧倒されます。30分ほど並んでやっと入場。小学5年生だった前回の大阪万博の時と比べ、時代の違いと55年分大人になった自分の変化もあり随分違う印象でした。

入場ゲートの運営方法やパビリオンの配置や建築費、費用を掛けない魅力的なデザインの作り方等々。結構、「裏側」が気になるんです。

「大屋根リング」に圧倒

そのような思いの中でも大屋根リングには文句なしに圧倒されました。「こんなもんよう作ったなあ」です。

直径600mということですが反対側はずっと向こうに見えているのでもっと大きい印象です。

清水寺の舞台と同じ伝統工法を活かした構造は架構自体が力強く美しいものです。

調べてみると、使用されている木材はなんと27,000立方メートル。これは約65m×65m×65mの立方体、つまり一辺が約65mのビル約30階分に相当する膨大な量です。

大屋根リングは仮設の建築なので閉会後の木材の利用が課題になっていますが、この莫大な量の資源が、形は変わっても閉会後も50年、100年と長く活用され続けることを心から願っています。

-ORINAS MAGAZINE2025年8月号より-

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