40年前

20歳のころヨーロッパへ一人旅に行った時の写真が出てきました。
しまいこんで、どこにあるのかわからなくなっていた写真です。
その時は50日間、細かいスケジュールは立てずに気ままな旅をしてきました。
お金はありませんが、時間はタップリとありましたので移動手段は鉄道です。
2ヶ月間、西側ヨーロッパの国鉄乗り放題の切符(ユーレイルユースパス)を
使いました。

第一の目的地はスペインのグラナダ、高校の世界史の教科書で見た
アルハンブラ宮殿の「ライオンのパティオ」です。
ふつうに想像するヨーロッパと雰囲気が違っていてなぜか魅力を感じました。
そのはずで、イベリア半島がアラブに征服されていた時代にアラブ人が建てた
お城だったのです。なぜかヨーロッパに行くならここへ行きたいと
決めていました。


夜行列車のコンパートメント
(個室)にて

 

 

 

 

 

アルハンブラ宮殿の
「ライオンのパティオ」

 

 

 

現地では私の下手な英語はほとんど通じず、日本語を話しながらの
ジェスチャーが一番通じました。それでも着いた街で宿を探しながらの
スリリングな日々は楽しい思い出です。

ある時、地中海沿いのカサレスという小さな村へヒッチハイクして
行ったのですが宿は皆満室という状況でした。

ヒッチハイクで拾ってくれたラファエロが見かねて自分の下宿に私を泊めて
くれました。彼はこの小さな村の小学校の教師でした。

その夜は彼の仲間と村のディスコで夜中まで盛り上がりました。
若者の一人旅ならではの楽しみです。

スペインのアンダルシア地方の村
カサレス(こんな村にディスコが!?)

 

 

 

あれから40年、日本人も手軽に海外に行けるようになりました。
それにも増して外国人も沢山日本を訪れるようになりました。
私が外国で受けた親切の一部でも日本に来た人たちにお返しができればと
思います。

ーあんしんだより2019.10月号よりー

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